バレーボールの日本女子が、世界バレー(バレーボール世界選手
権)で32年ぶりのメダル(銅メダル=3位)を獲得した。
これは素晴らしいことだ。
「東洋の魔女」と称され、世界から恐れられた日本女子バレーに
復活の光が見えてきたことは間違いない。 しかし、この32年の低迷の間にバレーボール界が抱えてきた問題
が一掃されたかと言えば、そういうことではない。
ここ10年ほどでお気づきの方もいるかも知れないが、バレーボー
ル界はファン層の拡大のためにTV業界と積極的にタイアップし、
ジャニーズをはじめとしたTVタレントを試合前に歌わせるなどの
エンターテイメント性を前面に押し出してきた。
これは観客動員に一定の成果を上げたのは間違いのない事実であ
るが、逆にTV業界特有のしがらみと手を切れなくなるという事態
も生じさせたのである。
このしがらみがうまく処理できなければ、逆にTV業界の泥沼に
囚われ、バレーボール界が独自の方針を取れなくなる恐れもあるの
である。
それに、もともとはバレーボールと言えばスパルタ練習の象徴で
あった面もある。しかし、バブル以降の行き過ぎた個人主義と近年
のゆとり教育で、昔ながらの厳しい鍛錬は姿を消していた。スポー
ツマスコミの論調が「スポーツは楽しく」「スパルタはいけない」
という方向に偏りすぎ、勝負の厳しさを教える指導を否定し続けた
からである。それは厳しい指導で知られる男子の植田監督が結果を
出しながらも批判され続けていることからもうかがえる。
バレーボール界の空白の32年を埋めるための課題は決して易しい
ものではないが、選手たちには罪はない。できることなら外野の声
に惑わされない環境を整えてやってほしいものである。
権)で32年ぶりのメダル(銅メダル=3位)を獲得した。
これは素晴らしいことだ。
「東洋の魔女」と称され、世界から恐れられた日本女子バレーに
復活の光が見えてきたことは間違いない。 しかし、この32年の低迷の間にバレーボール界が抱えてきた問題
が一掃されたかと言えば、そういうことではない。
ここ10年ほどでお気づきの方もいるかも知れないが、バレーボー
ル界はファン層の拡大のためにTV業界と積極的にタイアップし、
ジャニーズをはじめとしたTVタレントを試合前に歌わせるなどの
エンターテイメント性を前面に押し出してきた。
これは観客動員に一定の成果を上げたのは間違いのない事実であ
るが、逆にTV業界特有のしがらみと手を切れなくなるという事態
も生じさせたのである。
このしがらみがうまく処理できなければ、逆にTV業界の泥沼に
囚われ、バレーボール界が独自の方針を取れなくなる恐れもあるの
である。
それに、もともとはバレーボールと言えばスパルタ練習の象徴で
あった面もある。しかし、バブル以降の行き過ぎた個人主義と近年
のゆとり教育で、昔ながらの厳しい鍛錬は姿を消していた。スポー
ツマスコミの論調が「スポーツは楽しく」「スパルタはいけない」
という方向に偏りすぎ、勝負の厳しさを教える指導を否定し続けた
からである。それは厳しい指導で知られる男子の植田監督が結果を
出しながらも批判され続けていることからもうかがえる。
バレーボール界の空白の32年を埋めるための課題は決して易しい
ものではないが、選手たちには罪はない。できることなら外野の声
に惑わされない環境を整えてやってほしいものである。

